会員である川添さんの地元秋田県能代市での地域活性化活動-その2


何かと地方の衰退が叫ばれる現在、「プラチナ・ギルドの会」のメンバーである川添能夫さんは、出身地元である秋田県能代市に活動拠点を構え「市民おもしろ塾」を立ち上げ、大いに地域の活性化活動を展開しています。

至る所に🌸能代愛」がにじみ出ています。(2022年以降)

 

(2021年以前はこちらを参照願います)


夏から秋へ(2024年10月)

  ご無沙汰しております。6月末に市民おもしろ塾の事務局長を降り、企画担当で助力しています。また、イベント企画も可能なら若手にという模索をしております。ただ地方の人口減と高齢化、若い世代の子育てや老親のケアでボランティア活動の陰りが強まっております。プラチナ・ギルドの新体制での頑張り情報が入ってきますので、都会の新陳代謝力に感心しつつ、さいたま市と郷里仮住まいの2拠点生活で、今後どの程度継続できるものかの課題と並走しています。 

 

   7月には、おもしろ塾の150回記念講演会・演奏会を若手住職さんを呼んで行い、100人以上の方が集まりました。坊さんの南米リズムの演奏とその合間の味のあるトークなので皆さんありがたやで好評でした。             

 

   9月は、以前に内海さんに紹介いただいた、前仙北市長が人生体験に加えて「八郎太郎と辰子姫」の民話を現地探訪記を織り交ぜてなるほどと話すので、会場はかってない抱腹絶倒の1時間半でした。9月中旬には、5回目の能代公園秋の立体造形展と文化祭りということで、あまり雨にもたたられず、延べ900人の市民が集う、多種のアート展の賑わいになりました。実は作業ボランティアの70歳代の仲間達が、年には勝てないと毎年脱落傾向で今後の継続が難しいところです。                                                        

 

   また、地域の先人を地元の書き手で掘り起こす「能代山本の先人たち」地元新聞掲載シリーズも70回を超え、来年後半の成就を待って本にできたらと数人の有志がもくろんでおります。それぞれ関連チラシ等を添付しましたのでご想像ください。もう少し頑張りますので、引き続きプラチナ人の熱波とアドバイスに触れさせてください。




能代での新事業年度を前に(2024年6月)

  皆さん、その後ご無沙汰しております。2016年から郷里の実家に住み始め、市民おもしろ塾を古希の仲間と初めて8年余になり喜寿も過ぎました。

 

  この7月で講座は150回目を迎えます。また、地域を元気にということで始めた、舞台を設営しての能代公園つつじ祭りの催しも、名称も変えながらこの5月で7回を終え、この9月には能代公園秋の立体造形展と文化祭りの5回目を計画中です。8回目の能代おもしろ映画祭りは、場所の予約が難しいこともあり  1130日~121日で国立映画アーカイブとの連携上映が予定されております。

 

  今までと新年度の企画内容はほとんんど同じですが、大きな変化としては、5月末に実家の解体売却が成就したことです。田舎の物件は、住む人がいないと負の遺産にもなるので今回の措置はやむ負えないのですが、小生の郷里での活動に変化が生じることになりました。ほとんどべた張りで郷里で活動をしてきましたので、今後は活動日数に応じて友人の配慮で居宅をシエアすることになりました。

 

  又、自分の年齢と事業の近未来シフトを念頭に、より若い世代に仕事をうまく委譲する算段を始めております。ただこれ言うは易くで、どこでも似ていると思いますが、特に地方はプロボノ的な地合いが薄いので、なかなか悩ましいところです。この辺に目鼻がつくまで、また抱えている宿題が成就するまで、参勤交代的に動きたいと思っていますので、引き続きご支援よろしくお願いします。

 

  ここ数ヶ月のおもしろ塾や公園祭りのチラシを添付します。3~4月のおもしろ塾は好調でした。3月の県立博物館との連携展示会は、300人以上の市民が来場。また5月後半の公園祭りも2日で2千人以上の大にぎわいでした。皆さんの笑顔が励みになります。 

 





能代通信(2023年12月)

 

  今年一年、PG会の多彩な、先駆的な講座を能代にてZOOMで見ることができ勉強になりました。地方にいるとどうしても視野が狭くなるのでありがたい限りです。能代にての市民おもしろ塾の講座は、12月で140回となり、シニアを元気づける講座、地域おこしにつながる講座に配慮しております。寒くなると来場者も少なくなりますが、来た人に充実感や満足感をそれなりに与えることができれば、それで良しとけっこう達観して取り組んでおります。最終回は、PG会でもなじみの東京の『シニア大楽』と連携して、WEB寄席やビンゴで楽しみました。

 

  また地方紙連載の郷里の先人シリーズも50回を超えて、記念講演会を開催。歴史好きの多い当地では、80名位の人が集まりました。ただこのような地道な学びや盛り上がりも含めて、地方振興の主体である行政や立法の活力発揮に連動しないのが、全国的な悩みであろうと実感し続けている次第です。  

 

 一方、地方での市民活動の推進者達の老齢化や日々に追われ・指向も違う若い世代への移行も簡単ではなく、民間活動の今後に不安も感じております。  小生は、郷里での生活が8年になり、いつの間にか喜寿も過ぎ、来年は今までと異なる形での関係人口としての生活と活動に踏み出す時期に来ていると感じております。来年もご支援よろしくお願い致します。

 

  新年が、皆様にとり、ご健勝で良い御年でありますように!

 





夏から秋の能代短信(2023年11月)

 6月以降、ご無沙汰しております。日々追われているうちに秋深くなってきました。その間、酷暑や出水もあり、近隣地域は被害もありました。小生の住む市街は、更に少しづつ食堂や、菓子店の老舗が店じまいし、空き家も増え、変わらずのシャッター通りです。それでも地域協力隊や若者NPOが、地域興しののろし会議を新設したり、シニアの一部の張り切り部隊が、いくつかのイベントや定例マルシエや音楽会などで、気を吐いています。

 小生達も添付の映画祭りを2日間行い述べ300人位が集まり、ホールで青春歌謡を歌ったり楽しみました。又、能代公園おもしろアート秋祭りは、彫刻など30点近く野外に飾り、4日間で千人の人が集まってくれました。毎月の市民おもしろ塾も、添付のように楽しめるものや、地域を元気にする方たちの登場もお願いし、地域密着で前向きに展開しております。コロナが落ち着き、人々の活動も拡散していますが、来る人数に心惑わせることなく、一回、一回の講座に心を込めてというところです。

 

 77歳になり約8年の2拠点生活の小生としては、家庭の事情や器官の衰えもあり、諸企画を60歳代の地域リーダーにうまくシフトしたいと思っておりますが、簡単でもなく悩ましいところです。プラチナの方々も、似たような課題を抱えておられると聞いております。いずれ関係人口としてのうまく、良いけじめがつけられればと思っていましす。皆さん、ご健康に留意し、お元気でお過ごしください。






 

 PG月例会では、毎月有意義な講座が刺激になっております。ここにきて秋田もジワリと熱くなってきておりますが、まだ朝晩は涼しく、温度差に注意というところです。  4月のおもしろ塾は、スーパー経営者の米国まで行って学んだ挑戦経営の話と彼の巧みなマジックで充実の2時間でした。また2回目は、能代で働いているスリランカの女性で、両国の文化の違い(日本のシャワレットは格別の高評価)を最後まで日本語で話しきり、参加者が温かく見守りました。また5月は、大人にとって絵本が非常に有益であることが話しされ、目からウロコの新たな世界が開け、図書館も陳列コーナーを作ってくれました。

 又、実行委員会方式で、舞台を組み立てての、つつじの満開下での能代公園アート祭りは、コロナ鎮静化もあり、2日間で3千人の人が集まり、バンド・踊り・ダンス・チンドン隊と大にぎわいでした。 小生も能代に来て8年目となり、仲間も含めて順調に華麗の度を強めていますので、世代交代が必要になっております。なかなか簡単ではありませんが、為せば成るで、今年度の重要な課題に挙げられました。 引き続きよろしくお願い致します。

 


能代通信 (2023年5月)



能代通信 (2023年4月)


能代通信 (2023年3月)

 

ご無沙汰しております。能代もすっかり春、コロナも落ち着いてきており、来月の桜祭りも今年は早くなりそうです。1=3月の市民おもしろ塾講座は、添付がチラシ表ですが、内容も充実、参加者も最近2回は50名を超えており、好調です。市議会だよりの正月号の一面を飾ったり、お笑い企画を除いて、毎回、地域紙の取材もあり励みになります。1月の日銀支店長の講座には、30分も質問が続き、講師から感謝の言葉をいただきました。また4月県議選を前に県議16年の経験談は、議会に対しての県執行部側の力の強さを印象付けるものであり、どのレベルの議会でも同じであると思われる現実に日本の民主主義の危うさを再認識するものでした。  今年1月24日に享年95歳で実家の姉が亡くなり、何かとバタついていましたが、3月25日に能代で新たに民間で発足した『しらかみ地の塩基金』から、小生も顕彰され、副賞も頂く喜びがありました。プレゼンの際に、プラチナ・ギルドの会に先駆的な刺激と気持ちの上での支援を受け続けていることを伝えました。今後ともよろしくお願いします。     

 来月以降、諸活動の助成金申請や能代公園おもしろアート祭りの諸準備が重なっていきますので、忙しくなりそうです。今後、実家の処置などの課題も出てきますが、郷里の関係人口としての可能性は、元気な間は探り続けて行きたいと思います。

 



能代通信 (2023年2月)


能代通信 (2023年1月)


能代通信 (2022年12月)

 

今年も押し詰まってきました。能代は今日は幸い雨です。12月に入り、急に寒くなり灯油・電気ストーブ、こたつ、寝る時は電気毛布を併用してしのいでいます。ウクライナの人に比べると天国です。PG定例会は、いつも新たな識見を得られて感謝しております。

 

今年もおもしろ塾の講演講座は順調で、20数名から60数名の方が来てくれています。6年余で121回を数え、6月には、山下太郎地域文化奨励賞をいただき、賞金30万円をどう使おうか嬉しい悩みです。最近のチラシを添付します。地域密着の講座なので、乗ってくると講師も受講者も一生懸命で、時には弱気になる運営の苦労をおのずと励ましてくれます。古希で始めた仲間も喜寿になり、傘寿も目指そうということで果たして如何に? 生涯学習センター退職の60歳も加わり、市民おもしろ塾のHPも開設しましたので覗いてみてください。

 

それから、歴史家と画家のボランティア協力も得て「能代山本の先人たち」の地方紙掲載を始めて33回、非常に好評です。10数名の歴史愛好家が執筆し、郷土への誇りを育み、生きる情熱のヒントを共有します。新聞社の協力で、12月に講演会も開催しました。  地方にいて思うのは、人不足・コーデネーター不足です。今のロシアはひどいものですが、昔は農奴解放のために多くのインテリが、地方や民衆の中に入っていきました。地方は、人を待っており、シニアでも活躍の場も広いです。関係人口も意味があります。そしてPG会が継続する有為な知識・智恵の学習は、地域にも重要な示唆を先駆的に与えるものとして、傾聴しております。

 

 

皆さまのご健康と実り豊かな新年を祈念しております。来年もよろしくお願いします。

 

(北羽新報より)


能代通信 (2022年11月)


能代通信 (2022年10月)

 

今晩は。10周年記念大会のご準備ご苦労様です。こちらは、文化の秋ということで、9月の能代公園おもしろアート秋祭りが4日間で1200名の来場で盛況理に終わり、10月の2回のおもしろ塾講座も郷土に根付いた道祖神や川柳いろはが講座テーマでいい意味で緩い感じで展開しております。活動している仲間も間もなく喜寿ということで世代交代が急がれるのですが、プラチナのようには地方では後継者の精鋭が少なく、また若い人もなかなか組み込めず、悩ましい状況が続いております。来年こそは、運営の若返りをと期しております。少しずつ寒くなっておりますので、冬構えが必要になってきました。季節の変わり目、皆さんも風邪やコロナに注意され、御健闘ください。

 

(北羽新報より)

(北羽新報より)



能代通信 (2022年8月)

 

暑中お見舞い申し上げます。秋田県北部は、梅雨明けが済んでいるのに、連日の雨で避難やら、浸水やらの悩ましい状況があちこちで発生しております。幸い小生の住む能代の旧市街はほとんど心配のない地域ですが、日常活動も鈍くなり、お盆を前にしてうっとおしい毎日です。この状況が、予報では来週まで続くということで、今までにないまさに天変地異であり、すでに罹災の方は、更に窮地に陥ることが危惧され、困ったものです。

 

さて忙しさに紛れ、PGの定例会も欠席がちで失礼しております。市民おもしろ塾は、4月以降も少なくとも毎月1回の講座を継続しており、コロナ過ですが30名から時には70名の参加者を集めております。市民に意義ある講座ということで、参加者が少ないときも社会的に確かなプラスの実感です。また6月の林野庁管理局長の特別講演は、木都能代ということもあり、文化会館に100数十名が参加し一定の刺激を地域に与えたと感じています。

 

講座と離れては、有志実行委員会を形成し、5月は能代公園おもしろアート祭りの5回目を開催、つつじを背景の舞台での多彩な踊りやバンド演奏者の熱気で、寒空をぶっ飛ばしました。7月末2日間の能代おもしろ映画祭りは、人口減で今年が最後かもの懸念の中、邦画旧作4本立て500円、米国ドキュメンタリー2本各600円の廉価特別企画で勝負、強力なシンパ達も現れ、延べ300人近くの入場者があり、足を出さずに済みました。人が少なくなろうが、手ごろな入場料で手ごたえある文化を味わえるなら地方でも生きていけるとの感想を漏らす人もおり、まさに至言と感じ入った次第です。パチンコ屋さんを含む延べ30人のボランティアもありがたいものでした。

 

 

こちらも、76歳も近くなり視聴覚も衰えてのザトペック走法で、若き世代への移行も道半ばですが、もう少し頑張りたいと思います。それにしても、PG会の先見性のある講座や新たな手法には、折々参考になり、それを示すことが我が郷里への刺激にもなり、自分も大きい顔をし、一部実現もし、まことに感謝しております。小生としては今や新たなものを先取実現しようとの姿勢は薄れがちで、若い世代にタイミングよく移譲するしかないと確信をしております。この良質なプラチナ会が、10年記念会を間もなく迎え、新たな地平線もうかがっている姿を拝見し、実にうれしく思っております。一層の着実なご発展を期待し、何よりも皆さまのご健勝を祈っております。

 


能代通信 (2022年4月~7月)



能代通信 (2022年3月)

 

こんにちは。先日のPGアワードの発表も得るところが多く、いつもながらありがたいです。秋田もあれほどの大雪が、自然にすっかりなくなり、あまり雪かきに精を出さずに得したと思っています。こちらのコロナは、クラスターの連続で、12月とおもしろ塾は休みました。312日に久し振りの開講でさすが20名どまり、講座はPG会員・シニア大楽代表の藤井さんの支援を受けて、大楽Web開放講座でAIやら、笑いとウオークで100歳人生を健康にと、知的に楽しみました。最近は、森田さんにもアワードの事を聞いたりしていますが、PGの方々は、皆さん才があり、企てがあり、親切で何かと助かります。

 

326日は、能代出身の丸紅マンが、駐在地のロシア・パキスタン・トルコの体験を話し、ウクライナ侵攻の関連で、おのずとロシア史の話となり、みなさん真剣に聞いていました。彼は、モスクは支店長やキエフ所長を経験しており、複雑な心境の中で講師を一度辞退しましたが、66名の受講者が集まり、話して良かったとコメントしていました。京都の市民団体が、姉妹都市のキエフの人々に向けて、ウクライナの国歌を歌って共苦をシエアしようと試み感謝を受けていましたが、この国歌は今のウクライナのことを正に唄っているのではと感銘を受けます。検索してみてください。

 

4月に入ると助成金申請シーズンで忙しくなりますが、能代公園のつつじ祭りも近づいてきますので、みんなで騒ぐ準備に入っています。春近し、元気がわいてきます。

 



能代通信 (2022年1月)

 

今年もよろしくお願いします。110日にさいたま市から能代に帰り、単身赴任生活を再開しました。上げ膳、据え膳の2週間が懐かしい。こちらは大雪で毎朝の雪かき、また歩くのも難儀です。これも健康法の一つと割り切って生活しています。水道も一時凍り、洗面台が押し上げられて大きく傾いており、春まで修理はお預けです。

 

コロナも急にクラスターが発生し、8日平均13人以上の感染数で、県内で能代市のみが、レベル3の認定に変わり、あらゆる行事が延期・中止となりました。しばらくは、おもしろ塾の開催も慎重な対応が迫られることになりました。

 

ゆっくりエネルギーを蓄え、次への良き準備をとの天の配剤と思いつつ、日々の厳しい寒さにいくつかの暖房具を買い込んだり、舞い落ちる雪を恨めしく見やる毎日です。関東の好天が羨ましい限りです。

 

添付は、地方紙に掲載された新春投稿です。4月は、市議会議員の選挙で、多くの新人が立候補の表明をしました。20人の議員定員に女性議員がわずか3人の現状なので(地方は近隣市も似たような割合です)、新人女性候補を応援し、地域改革に少しでも繋げたいたいと思います。

 

お互いコロナに気をつけましょう!

 


(北羽新報新春随想)(掲載許可済)